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2026/01/30 11:39
RINMO Carbon Report 2025 算定の前提 CO₂排出削減効果 この数値について RINMOの考え方
年間使用銀量とCO₂排出量について
2024年、RINMOで制作したジュエリーに使用した銀の総量は4.5kgでした。
RINMOでは、すべてのジュエリーにリサイクルシルバー(再生純銀)を使用しています。
本レポートでは、この年間使用量をもとに、
もし新規採掘銀を使用していた場合と比較し、
リサイクル銀を選択したことによるCO₂排出量の違いを整理します。
• 対象:ジュエリー用の銀粒(ささぶき)として使用される純銀
• 比較単位:銀1kgあたりのCO₂排出量
• 数値は、国際的に公開されているLCA・企業レポートを参照した推定値であり、
実際の条件(輸送距離、精錬設備、エネルギー源)によって変動します。
参考とした排出原単位(概算)
• 一次(新規採掘)銀:約100〜400 kg-CO₂ / kg
(本レポートでは、比較的保守的な値として約110 kg-CO₂ / kgを採用)
• リサイクル銀:約10〜30 kg-CO₂ / kg
(平均的な参考値として約15 kg-CO₂ / kgを使用)
年間使用量 4.5kg によるCO₂排出量の比較(概算)
リサイクル銀を使用した場合(RINMOの実績)
• 4.5kg × 約15 kg-CO₂/kg
= 約67.5 kg-CO₂
新規採掘銀を使用した場合(参考比較)
• 4.5kg × 約110 kg-CO₂/kg
= 約495 kg-CO₂
上記の条件で比較した場合、
RINMOがリサイクル銀を使用したことにより、
• 約427.5 kg-CO₂ の排出を回避
• 約85〜90%相当のCO₂削減効果
があったと推定されます。
この削減量は、
一般的なガソリン車で約3,000km前後走行した際の排出量に相当します
(※あくまで目安)。
銀のカーボンフットプリントは、
• 銀が主産物か副産物か
• 採掘・精錬の地域
• 電力や燃料の炭素強度
といった条件によって大きく変動します。
本レポートは、
特定の素材や手法を唯一の正解として示すものではありません。
その上でRINMOは、
現時点でより環境負荷の小さいと考えられる選択肢として、リサイクル銀を採用しています。
ジュエリーは、長く身につけるものだからこそ、その背景についても、できる限り誠実でありたい。
新たに掘り出すのではなく、すでにある資源を循環させること。
RINMOは、小さな量であっても、その積み重ねが未来につながると考え、今後も素材選びと向き合い続けていきます。
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その他のRINMOの取り組み 2025
1. 陶器端材を活用したジュエリー制作
工房で廃棄されてしまう陶器の端材と、リサイクルシルバーを組み合わせたジュエリーを制作しています。
「端材 × リサイクルシルバー」という素材選択により、 廃材から宝をつくるというRINMOのコンセプトを体現。
あえて高価格帯で展開することで、
• 端材そのものの価値を高めること
• 「端材=ごみ」という認識を問い直すこと を目的としています。
2. 陶器端材を用いたワークショップの開催
小学生とその保護者を対象にした、 「環境学習講座+施設見学会」を開催しました。
• 日時:2025年11月24日(月・祝)
• 場所:東クリーンセンター
• 参加者:42名
本ワークショップでは、陶器制作の過程でやむを得ず廃棄されてしまう 陶器の端材を使用し、小物トレーづくりを体験していただきました。
端材は、焼成時の割れや作家の基準に満たないものなど、 素材としては美しいにもかかわらず廃棄されてしまうものです。 陶器は自然に還らない素材であり、日本の最終処分場は約15年で満杯になるといわれています。
こうした背景を共有しながら、 「捨てられるはずの素材に、新しい価値を与える」 アップサイクルの考え方を体験として伝えることを目的としました。
当日は、RINMOの 「廃材から宝をつくる」取り組みについても紹介しています。
詳細はこちら
3. フリーペーパーの制作・配布
環境問題を「正解を伝えるもの」ではなく、「考えるきっかけ」として共有するため、 環境を取り巻く活動をまとめたフリーペーパーを制作・配布しています。
コーヒーやジュエリーなど、日常生活と接点のあるテーマと組み合わせることで、 環境問題を自分ごととして捉えにくい層にも届く構成としました。
• デザイン性を高め、「おしゃれだから読んでみたくなる」入口を設計
• 環境問題と、自分にできること・選択を重ねて考えられたという声を多数いただく
• 印刷部数:2,000部
• 配布エリア:神戸市内(配布店舗リストあり)
4. 展示会・ポップアップでの取り組み展示
ジュエリーの展示とあわせて、 「ごみのない社会を目指す」RINMOの考え方や背景を伝える展示を実施しています。
• 開催日:2024年10月17日・18日
• 来場者数:505名
作品だけでなく、その裏側にある素材選びや思想まで含めて伝えることで、 ものづくりと社会とのつながりを感じてもらう場づくりを行っています。
